文目剣術部【壱】

「はい!よろしくお願いします」と俺が頭を下げると拍手がわき起こった

それから俺たち剣道部は解散した

「俺が主将…か」

俺はさっきの誰もいない静かな体育館に戻りステージに上がってしばらくぼーっと体育館の中を見つめていた

「ここってこんなに広かったんだな」

いつもは練習試合や大会で床にテープが貼られていたり沢山の生徒で溢れていたためこんなにも広い体育館だとは全然気づかなかった

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