文目剣術部【壱】

しばらく俺たちは今日の試合の話しやこの間食べた真っ黒なアイスは実は昆布のアイスだったなどくだらない話しをしながら体育館のステージに座って大声で笑い合った

話し始めて何分が経ったのだろうか

香賀は急に真剣な顔をして「あのさ」と話し始めた

「俺…時雨中学剣道部の次の主将になったんだ」

俺は一瞬驚きながらも真剣な香賀の顔を見た

「…それでさ何となくもしかしたらって思ってお前の事探してたんだ…詠…お前も次の主将になったんだろ?」


< 69 / 202 >

この作品をシェア

pagetop