文目剣術部【壱】

詠の様子がおかしい事にさすがに周りも気づき始めていた

だが1番最初にそれに気づいていたのはやはり香賀だった

香賀はいきなり竹刀を強く振り詠を打ちそれと同時に詠の手から竹刀を宙に投げ飛ばした

一瞬周りがシーンとなった

【有効打突】

香賀は練習試合にも関わらず本気で詠から一本を奪った

それはあまりにも綺麗な一本だった

面から見える香賀の闘争心に燃える強い瞳



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