想い綴り
それは
先週の頭
「おい、お前奢ってやっから絶対顔出せよな」
参加してたサークルで開かれた他校との合同コンパ。
“可愛い女のコがいっぱい来るから”
そんな言葉にのせられた先輩に
顔寄せがわりに呼ばれた俺。
まぁ
もちろん俺も
お近づきになりたかったし
なんせ
先輩の奢りだし?
タダ酒に女のコなんておいしい話
テンションはメーター振り切り
最後の最後まで
飲んで、歌って、はっちゃけて…
たぶん
俺史上初、これ以上ないくらい酔いまくり
そして
次に目を覚ました時
事件発生。
「……ってぇ~……
……って…」
割れそうな頭を抱えて起き上がった目の前には
全く見覚えのない知らない部屋。
薄ピンクなパステルカラーの壁に、白い女のコらしい家具。
どう目を擦っても
ここは俺の部屋じゃない。
しかも
俺
…全裸。
…もしかして
俺、誰かにお持ち帰り?
顔なんて覚えちゃいないけど
あのメンバー可愛い子ばっかりだったし…
まぁいっか
そう思って
さっさとパンツはいて、浮かれた足でドア開ける
チラッと覗いたキッチンの奥に黒髪揺れる女のコを発見
とりあえず
その可愛い子ちゃんとご対面♪
そう思って
後ろから彼女の肩を抱きしめた
その時だった。