妄想恋愛が現実に!
「あ!」



花梨がいきなり何かをおもいだしたかのように大きな声をだした…



「な、なに」



「真帆、家帰ったら、携帯小説読んでね♪」



花梨がそう言って悪魔のような笑みをして笑った…



花梨さん、何ですかその笑み? 怖いですよ〜



「返事は?」



そう言ってまた悪魔のような笑みで私に問いかけてきた。



「はいはい、分かりました。読みますよ〜」



私は、花梨の笑顔に負けて、急いで返事をした。


「よろしい。じゃあ、本当に読んでね。バイバーイ」



花梨は、そう言って私の返事なんか聞かずに、教室から出ていった。
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