妄想恋愛が現実に!
「ああ、それなら心配する必要ないよ。真帆ちゃんが狙うならしょうがない、真帆ちゃんにかなう訳ないし。って、言ってたから、安心してね。」
はい? 私にかなう訳ない! 何よそれ。
「意味わかんない!」
本当になによ! 最近花梨時々意味不明なこと言うし…
「意味わかんなくて良いの。」
そう言って花梨は悪魔な笑みを見せた。
きゃー花梨さん、怖いです。怖いですって…
「って、もうこんな時間! さ、真帆入るよ!」
えっ、もう入るの。えっちょっと待ってよ。
っと、私が心の中で一人討論会をしていると、
「早く行くよ」
花梨はそう言って、私の手をとって、合コン会場である、カラオケに、私をひきずりこんだのだ。
えっ ちょっと
「心の準備がぁー」
私は、これまで中崎斗真君に期待なんかしてなかったんだ…