ドリームハイ

「い・・・いいわよ!」


こなたは逃げてしまった。


案外弱いのね。


人より上に立ったからって調子に乗るのはあんまりだわ!


あたしもなんだけど。



パン パン パン ・・・


何処からともなく拍手が聞こえた。


あたしに送ってるのかな。


何となく振り向く。


「あんた・・・」


コイツ、遅れて教室に入ってきた奴だ。


「失礼だけど、名前何だっけ?」


思い切って聞いてみた。


「あ、俺?」


あんた以外聞く奴なんていないでしょ!


「そうよ」

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