ドリームハイ


「ひっ」


ロッカーを開けたら、

真っ赤な文字が書かれていた。


「椿家の恥・・・ですって?」


椿家の恥、か。


あたしがうなだれている姿を見て選抜クラスの輩がくすくす笑っていた。



           カチン  


あたしの中の何かが切れて火を吹き始めた。


怒りの火だわ。


我慢できそうもない。


考えるよりも早く行動が先に出た。


気が付いたら体育倉庫からメガホンを持ち出して小型ホールのステージに立って叫んでいた。

「あー あー」

みんながホールに集まってくる。


「選抜クラスの全員に次ぐ。次の期末評価であたしが選抜の誰かを抜いたら・・・」

ざわざわ。

みんな面白そうにあたしを見てる。


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