ドリームハイ

だって100%合格圏だし。

あたしが風でも引いたりしない限り大丈夫。



・・・でもあたしは試験当日、会場に行く途中に倒れてしまったの。

倒れて意識を失いかけても試験会場まで歩き続けるあたしをママは泣きながら止めていたことくらいしか覚えていない。

結局、試験は受けられなかった。

もちろん、この時期に願書なしで試験を受けさせてくれる学校なんてなかった。

どの学校に頼みに行っても淡々と断られた。

「最終手段よ」

ある時、
ママは笑いながら言った。

そして車であの場所に連れていってくれた。

そこは、、、



「山田学園イルカ芸能高校・・・!?」


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