ドリームハイ
時間は過ぎ、いよいよ担当教師が入ってきた。
ん?この教師どっかで見たことある。
「おーみんな集まったな。・・・って」
やっぱりだ。
この教師、あたしの専属講師だった柊じゃない!
「里奈!久しぶりだなあ!」
あたしは口がぽっかり開いて塞がらなかった。
「柊先生、里奈様の友達ですか?」
誰かが言った。
「友達も何も専属講師だったんだ。てか、里奈様って」
「ひいら・・・先生、早く授業始めましょ?」
あたしはそう言って柊を軽く睨んだ。
柊は仕切り直して授業を始めた。
今日は来月にあるショーケースの練習。
と言っても説明と作詞で終わっちゃったけど。
作詞。
これをしないとショーケースに出れない。