ドリームハイ
うわああああん!
最悪。
しかも男子が一斉にあたしの事を見ていたって所がかなり痛い。
「はあー、」
あたしは練習室に行くなりため息をついた。
なんか、もう嫌!
「里奈ちゃんどうしたの?」
げっそりしていると奈々が心配そうに声をかける。
「聞かないでそっとしておいて」
「気になるじゃん!」
「いいの」
「聞きたいー」
「しょうがないわね」
あたしがさっきの事を話すと奈々は思いっ切り笑った。
「りなちゃんドジー」
「うっ」
気づいていないだけであたしはドジなのかもしれない。