ドリームハイ
消えなければ消えてしまう絆もある
「はあー」
ここは練習室。
で、今は授業終わり。
3時間休みなしでずっと踊っていたからかなり疲れた。
まあ、慣れればこんなのどうって事ないわ。
家に帰ったら自主練しようかな。
「じゃーん!」
「ひゃわっ」
脅かされた。奴は前原だった。
「うわー!里奈変な声出してウケるんですけど~」
こいつ。
あたしを脅かすなんて100年早いわ。
あたしが頬を膨らませると前原は、
「まじうける」
と言った。
あたしは前原の腕を掴んで
「噛むわよ」
と言った。