いつか見る青
Memories3
「しゅん君しゅん君!」
お習字教室が終わったあと、今日も皆でお庭で遊ぼうということになって玄関でクツをはいていたら、るりちゃんがキッチンの方からバタバタと駆けて来た。
「良かった~、他の生徒さんとかち合わなくて。はい、これ。受け取って?」
ほっとしたように息をはいたあと、るりちゃんはとびっきりの笑顔で青い紙袋を差し出した。
「え?これは……」
「誕生日プレゼント。1月の20日だったのよね?ちょっと遅れちゃったんだけど」
「おお、しゅん、やったじゃ~ん!どれどれ?何をもらったんだ?」
「俺らにも見せてよー」
とおる君とはやと君が本人以上にはしゃぎながらそうねだったので、結局その場でプレゼントを開けることになった。
紙袋の中には透明のビニール袋に包まれた、青色のハンカチが入っていた。
「あ、すげー。【Shun・Kanzaki】って名前が刺繍してあるぞ!」
「とおる君読めるの?」
「当たり前じゃん。学校でローマ字の勉強するもん。隼人も4年生になったら習うぞ」
お習字教室が終わったあと、今日も皆でお庭で遊ぼうということになって玄関でクツをはいていたら、るりちゃんがキッチンの方からバタバタと駆けて来た。
「良かった~、他の生徒さんとかち合わなくて。はい、これ。受け取って?」
ほっとしたように息をはいたあと、るりちゃんはとびっきりの笑顔で青い紙袋を差し出した。
「え?これは……」
「誕生日プレゼント。1月の20日だったのよね?ちょっと遅れちゃったんだけど」
「おお、しゅん、やったじゃ~ん!どれどれ?何をもらったんだ?」
「俺らにも見せてよー」
とおる君とはやと君が本人以上にはしゃぎながらそうねだったので、結局その場でプレゼントを開けることになった。
紙袋の中には透明のビニール袋に包まれた、青色のハンカチが入っていた。
「あ、すげー。【Shun・Kanzaki】って名前が刺繍してあるぞ!」
「とおる君読めるの?」
「当たり前じゃん。学校でローマ字の勉強するもん。隼人も4年生になったら習うぞ」