いつか見る青
「あ……。もしかして、るりちゃんも風邪ひいたのかな」
お母さんが持って来てくれたお水でお薬をゴックンと流し込んでから、ぼくはふいにそのことを思い出した。
「え?瑠璃ちゃん?」
「うん。今日ね、すごく具合が悪そうだったの」
「あら、全然気が付かなかったわ」
お母さんはとてもびっくりしたようだ。
「ゴミステーションのお掃除一緒にやったけど、私より元気に動いてたわよ」
「それはお昼前でしょ?ぼくが見たのは夕方近かったから」
一生懸命その時の事を思い出しながらお話する。
「お習字教室のお友達と遊ぶ前に、おトイレ入っておこうと思ったら、洗面所にるりちゃんがいてね、何だか吐いてたみたいなの」
「まぁ……」
「ぼくが『どうしたの?』って聞いたら、『ちょっと胃がムカムカして。食べ過ぎかしら?』って言って胸のところ押さえてた。るりちゃんはすぐにお仕事に戻っちゃったからそれ以上は話さなかったんだけど……」
お母さんが持って来てくれたお水でお薬をゴックンと流し込んでから、ぼくはふいにそのことを思い出した。
「え?瑠璃ちゃん?」
「うん。今日ね、すごく具合が悪そうだったの」
「あら、全然気が付かなかったわ」
お母さんはとてもびっくりしたようだ。
「ゴミステーションのお掃除一緒にやったけど、私より元気に動いてたわよ」
「それはお昼前でしょ?ぼくが見たのは夕方近かったから」
一生懸命その時の事を思い出しながらお話する。
「お習字教室のお友達と遊ぶ前に、おトイレ入っておこうと思ったら、洗面所にるりちゃんがいてね、何だか吐いてたみたいなの」
「まぁ……」
「ぼくが『どうしたの?』って聞いたら、『ちょっと胃がムカムカして。食べ過ぎかしら?』って言って胸のところ押さえてた。るりちゃんはすぐにお仕事に戻っちゃったからそれ以上は話さなかったんだけど……」