お見合い学園物語

“ﾌﾟﾗﾈﾀﾘｭ‐ﾑ”は、
本館と通路があるんだっ…。

私は、プラネタリウムに移動した。

白くて丸いド‐ム型の建物に、中は少し薄暗い

沢山の青い座席が
みんな座席の下を探しているきっと、
光の玉が入った箱があるんだっ。

ここには…、
15個あって残りは12個…、取り合えず…後ろから。

「ん…これはかなり腰が痛いかも…」

所々箱が置かれていて、
ダミーの箱も存在していた。腰がかなり痛い。

「これでも無い…」

膝をつき前に前にと、
ほふく前進…。
擦れる膝が少し痛くなる。

「無いなっ…次…」

膝の痛みが続き。

「痛っ…」

ガンッ…脳に響く…
何かが頭にぶつかり、響いた。

「あっごめんなさい、大丈夫ですか？」


よく見ると、少し暗い為
顔ははっきり見えない。

男性とぶつかった事は、
声で何となくわかる。

「だっ大丈夫です
こちらこそ…
ごめんなさい…」

男性は、安心したのか
その場から離れて行った。
男性の姿が見えなくなる…。

「この先にはきっと無いよね…」

私は立ち上がり他に行こうとした…。

‘ガチャン’

「…？」

何かを踏んだのか、
手に持ちよく見ると
ハ‐モニカが落ちていた。

「佑弥？…倉橋、
くらはしゆうや…、
もしかしたら、
さっきの人…」

私は男性が歩いて行った方を、探してみた…
しかし男性は沢山居ても、誰かわからず、
とりあえず事務所に向かう。

本館にの受け付けの方に、落とし物を伝える。

「すみません…落とし物を拾ったのですが…」

「まあ…それは素敵なことですね…、
この学校の規則で、
落とし物を拾った方から、落とし物を預かる事が出来ないシステムになっているものですから、
せっかく届けて頂いて悪いのですが、ご自分で探していただけますか？

金銭や携帯のような、物でしたらお預かりしますが」
「…大事な物だと思いますが…ﾀﾞﾒですか？」

「はいっ…申し訳ありません、出会いの為になる事もあるとも、
言われます見た所、
それは男性の物のようですし、いい出会いになるといいですね」

笑顔で対応してくれても、言ってる事は、
かなりおかしな点も、
感じられた。