お見合い学園物語
「この学園はどこか…、
変わって居る気がするけど出会いの為に、落とし物を預からない…」

私は、一歩一歩慎重に考えながら歩く…。


とりあえず、
プラネタリウムに戻り、
さっきとは逆の列を探すことにした。

中々無い事に、
わくわくな気持ちも、
減少気味に。

「見つからない」

「無いね…もう辞めたい…」

「もう少し、みんなが居ない所探そうか…」

女性達の、
見つからない声が、
私の耳に入って来た。

『私も辞めたいけど、
みんなも同じなんだっ』

いつの間にか、マイナスになって、
その考えが間違って居るのは、確か。
そうは、思いながらも探す。


< 11 / 57 >

この作品をシェア

pagetop