お見合い学園物語
「ここはさっきも探した…まだ探して無い場所は」

電子手帳で残りの数を
確認残り10個…。

まだどこかにあるのは確か。

「光る玉見つかりましたか?妖精の誕生迄、
もう少しですが、
まだ見つかって無い方の為に、朗報です。

食堂は?、
キッチンも探してくださいね。
図書館…はもうありません。
多目的ホ‐ルは壁も探してください」

次々にヒントになる場所を、放送されていった。

「次に、“プラネタリウム”は、座席に限らず、
ホ‐ルにある、
物も調べて下さい。

では、妖精の誕生をお楽しみ下さい」

『このアナウンス、
楽しそう…。
言う人になりたいかも』

「とにかく探す…」

私は、座席下ではなく、
置かれた物を探すことにした。
観葉植物…、
プラネタリウムの機械。

後ろの座席から出入口付近に机がありいじると。

この学園の生徒が使う、
座る場所の位置の書かれた、パソコンのデ‐タ‐
を見つけた。

これでさっき、
落とした人について、
調べたら…。


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