僕と鍵とお姫様
鍵
扉を開ける。
少し勇気が必要だった。
もし、この扉を開けたら、僕の変わらない日常が、変わってしまう気がしたから。
それでも僕は、僕の中の何処からとも無く聞こえる声に従って、その扉に鍵を差し込む。
少し勇気が必要だった。
もし、この扉を開けたら、僕の変わらない日常が、変わってしまう気がしたから。
それでも僕は、僕の中の何処からとも無く聞こえる声に従って、その扉に鍵を差し込む。