僕と鍵とお姫様
多からず、少なからずの変化

ポケットの中の鍵

あの後、僕は家に帰って、夕食を食べて、明日の予習をしたり(古典は本当、予習が大切!)して、レナ先輩から貰った鍵の存在なんて殆ど忘れていた。



思い出したのは、入浴中。
ふと、思い出したんだ。
“そういえば、ウチの学校の七不思議で開かずの間ってあったよな…”って。



(明日、試してみようかな…♪)



なんて、その時は僕の学ランのポケットの中の鍵を思い出しながら、そんな能天気なことを考えていたんだ。





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