僕と鍵とお姫様
(…まぁ、そんなもんだよな。)


当然の如く、その鍵は扉を開けることはなかった。


となると、自分は鍵を捜さなければならない。


明日の体育のこともあるが、何より、最後に鍵を掛けたのは僕なんだ。


とりあえず、僕はその鍵をポケットにしまうと、部室の鍵を探すためにもう一度、体育教官室へ足を進めた。



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