××倶楽部
「昔から、何もかわってないですねー、ミーナ先輩は」
ますます、わけがわからない!
リオ様もミーナ様も、何が目的?
ああ、もうなんなんだろう、女王様って!
「じゃ、あたし、朝のランニングしてくる。芽依、今日は一緒に出勤しような」
「はい……。ランニング、毎日してるんですか?」
「まあね、女王様って大変なんだよ。誰もが羨むプロポーション作りってのしないとならないからさ。じゃねえと、客を罵れないだろ? この豚め、とか言って自分が豚じゃ笑われちまう」
「アハハ…………」
雫さんは、ミーナ様もいそいそと送り出した。ミーナ様ってば、私のジャージ勝手に着てるし、しかもダボダボだし……
その綺麗すぎるスタイルって努力の賜物なんだね。