××倶楽部
鞭を探すなんて、流石女王様っ!!
ひと味もふた味も普通とは違うっ!!
よし、今のは声にださなかったよね? と胸をドキドキさせながら、鞭を探すことにした。
「さっき聖夜とのプレイに使ったんだよなー」
「プレイっ!?」
やっぱり……あれはプレイ。
「あっ! ミーナ様、これですか?」
社長の机の下に、黒い持ち手の部分から枝分かれした皮がぶら下がる物体が出てきた。
「そう、それ。芽依、さんきゅー!」
ミーナ様は鞭を握りしめると水を得た魚のように生き生きとした。びゅん、と痛そうな音が空を切る。