××倶楽部
舌と舌、唾液と唾液が全部むちゃくちゃに混ざりあって、はあ……と甘い声が出た。
見慣れた天井を典の肩越しに見上げる。
「芽依……ヤバい、これ以上無理……はやく許して……」
懇願の声。とっくに許してるなんて言えないから、私は典の背中に腕をまわした。
「典……好きだよ……」
「最初の時も聞いたよ……それ。久々だと痛いかもな、二度目の脱バージン」
え、うそっ? 最初の時って、なんで?
「……っあん!」
だけど、典が優しく溶きほぐしてくれた体はあっさりと典を迎えいれた。
優しい指先、それに大好きな甘い眼差し。
「今夜は寝ないで何回もコースだな……そうじゃないと芽依を満足させられない」
「うそ、やだ! 満足するよ…………っんん!」
「男の恥だろ? ……触らしてくれなくなって、本当に辛すぎた」
私が痛みを感じてないのを確認しながら、典はゆっくりと動く。