××倶楽部
記念ワンピースの下から現れたのは、あの日よりも更に成長して丸っこい女らしい体になった最愛の芽依。
ついに……ここまできた。
いつか、を想定して財布に仕込んどいたそれを破って、一呼吸。
乱れたシーツに酔ったままの芽依は、切なく儚く厭らしい声で一声鳴いた。
「一生大事にするからな……」
頭の中はクリアーで、もう芽依しか見えてない。酔いもさめた。
このクリスマスという特別な夜に、神は俺の味方をしてくれた。
ずっと欲しかった。
全部、全部、欲しかった。