あたしをいじめて何か良いことあるんですか?
「小田原君・・・」
「んー?」
あたしはズカズカと小田原君に歩み寄る。
周りに注目されてるのはわかってるけど、今はそんなの気にしていられない!
「何で、あたしが小田原君と二人三脚なのよ!!」
「え、だって残り物の障害物になっちゃう所だったんだよ?」
「そっちの方が良かった・・・」
よりによって二人三脚なんて。
しかも小田原君付き。
これであたしがどんな目に合うか・・・小田原君に頼むんじゃなかった。
「もう最悪・・・」
あたしは両手で顔をおおい、崩れるように椅子に座った。