あたしをいじめて何か良いことあるんですか?



























「・・・もう、何も言うな」


















頭をなでる、大きな手。





















すぐ耳元で聞こえる、低い声。




















好き、好き。






















あたしは小田原君が好き。




















いつ好きになったかなんて、わからない。
























でも、2人でいたこの1か月の間、確実に彼の存在が大きくなっている。





























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