君だけの私。
「・・・やっと起きた・・・・・・」
さっきの、見知らぬ声。
「んんっ・・・誰?てか・・・何で、手・・・」
この人・・・何で、手ぇ握ってるの!?
「・・・や。そっちが先に・・・・・・」
・・・・・・は?
私は、体を起こした。
「わっ、私が?ぅっ・・・ケホッ・・・」
急に、咳がっ・・・。
彼は、私の背中を擦ってくれた。
「うぅ・・・ぁりがと・・・」
俯きながら言う。
「・・・ん」
彼は、私が寝ていたベッドの上に、腰を下ろした。
「ひとつ、聞いていい・・・?」