君だけの私。

「・・・何?」

彼の目を見つめながら、呟く。

「ここ、どこ・・・ですか?」

その目に応えるように、私の目を見る彼。

「・・・保健室だよ」

そんな静かに答えないでよ・・・。

周りも静か、彼も静か・・・。

気まずい・・・。

「・・・何で私が、保健室に・・・」

「あ、覚えてない?」

さっきのテンションとは、明らかに違うよね・・・。

「体育の途中で、急に倒れて・・・って感じ?・・・知らないけど」

あ・・・私、倒れたんだ・・・。

「貧血じゃね?」

そういえば、昨日の夜ご飯・・・食べてない。



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