君だけの私。
「へぇ~。コーラ飲めるんだ?」
彼はビックリした顔で、私を見た。
そして、突然笑い出す。
コロコロ変わる人だなぁ。
「あー、笑える!気分良くなった証拠だろ?」
「ぁ、ごめんね。私、テンションおかしくて・・・」
気分屋って言った方が、伝わりやすかったかな?
「ゃ。いいと思うよ。・・・ぁ、さっきの続き」
さっき?続き?・・・何だろう。
「俺がここにいたら、一人の女が運ばれてきて。あ、それがアンタね。アンタを運んできた男が、ベッドに寝かせて出ていったわけ」
男・・・あ、悠くんかな?
「一応、保健委員だからさ。面倒見ようかな~って思って、アンタを覗いたら、毛布が捲れてて」
あ、保健委員なんだ・・・。知らなかった。
「それを直そうとしたら・・・手、掴まれて」
「ぁ。ごめんね?小っちゃい頃から、そういう癖ついちゃってて・・・」