永遠〜あなたに会えて幸せでした〜《実話》
★尊い命★
それから眠れない日が何日も続く・・・
莉亜が頭の中で産むか産まないかの決断に踏み切れずにいることはまだまぁさんには話せなかった。
毎日いつもより早く帰ってきて、莉亜のお腹に手をあてている時のまぁさんの嬉しそうな顔を見ているとなかなか言えない。
明後日までには決めないと・・・
朝、激しい頭痛と吐気に襲われた
つわりが始まった・・・
確かに莉亜のお腹の赤ちゃんがいるという紛れもない証拠
仕事を休めないのでいつものように電車に乗る。
夏の暑い日だけに電車の中はいろんな臭いが鼻につく。
そのたびハンカチで口を押さえた
電車から降りようとした瞬間頭がボーッとして歩く人が宙に浮いてるように見えた。
スローモーションで映画を見ているかのようにみんな浮いてみえる。
莉亜はその場に倒れこむ。
頭が音を立てて脈を打つ。
人が慌ただしく莉亜の周りを通りすぎる。誰一人助けてはくれない。
気力で立ち上がり歩き始めたが、足が思うように動かない。
吐き気も何度もくる。
それでもゆっくり歩いて仕事に向かう。
やっと着いてカバンを置いた瞬間、莉亜は意識を失った。
莉亜が頭の中で産むか産まないかの決断に踏み切れずにいることはまだまぁさんには話せなかった。
毎日いつもより早く帰ってきて、莉亜のお腹に手をあてている時のまぁさんの嬉しそうな顔を見ているとなかなか言えない。
明後日までには決めないと・・・
朝、激しい頭痛と吐気に襲われた
つわりが始まった・・・
確かに莉亜のお腹の赤ちゃんがいるという紛れもない証拠
仕事を休めないのでいつものように電車に乗る。
夏の暑い日だけに電車の中はいろんな臭いが鼻につく。
そのたびハンカチで口を押さえた
電車から降りようとした瞬間頭がボーッとして歩く人が宙に浮いてるように見えた。
スローモーションで映画を見ているかのようにみんな浮いてみえる。
莉亜はその場に倒れこむ。
頭が音を立てて脈を打つ。
人が慌ただしく莉亜の周りを通りすぎる。誰一人助けてはくれない。
気力で立ち上がり歩き始めたが、足が思うように動かない。
吐き気も何度もくる。
それでもゆっくり歩いて仕事に向かう。
やっと着いてカバンを置いた瞬間、莉亜は意識を失った。