永遠〜あなたに会えて幸せでした〜《実話》
『車を買うのは初めてであんまりよくわかんないんですけど・・・』


パッと中央に展示してある車が目に入った。


『これっ高いですよね?』

「結構しちゃいますけど」

『でもこれがいい!』

姉も莉亜の衝動に驚いた顔で莉亜を見上げた。

「まずは試乗してみたらいかがですか?」


営業も“まさかねぇ?”と半信半疑で莉亜を試乗車に乗せた


内装は凄くゆったりした空間で大人らしいデザイン、外装は一目で気に入った程かっこいい感じだった。


莉亜は姉と試乗に乗って走り出す

今まで乗ってきた車と比べようがないほど最高な気分だった


莉亜はこの最高な気分でずっといたいと思った。


「おかえりなさい。乗り心地はどうでしたか?」


『これにします!見積もり作って下さい。』


もう莉亜の勢いは止まらない。


今まで我慢してきたのがパーンって音を立てて弾けたように勢いがあった。


営業も目が点になってびっくりしていた。



改めてテーブルに座りなおして商談を始めた。


金額なんて関係ない。この車と一緒にこれから頑張るつもりだから。

莉亜の新たな出発地点だから妥協はしない。

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