永遠〜あなたに会えて幸せでした〜《実話》
本当に不思議
莉亜が今まで感じてきた事と同じ事を大塚さんは口に出す
今、こうして海を二人で眺めていることも単なる偶然が重なっての事なのに、不思議な気持ちだった。
「水瀬さんは何で海が好きなの?」
『すごく不思議なんだけど私もずっと大塚さんと同じように海に励まされてきたんです。』
『人に話すように返事なんてかえってこないけど心の中で悩みを感じてると海に来て泣いてました。けどたくさん涙を流した後は頑張ろうって思えた。』
「生きてるだけでも幸せなのに・・・。何で欲をかいてしまうのかな?って自分でも思うんです」
「僕には兄と弟がいました。兄は小さい頃病気で亡くなっていて僕には記憶がないですが弟も病気で死にました。
弟は生きていたら水瀬さんの1つ上で22歳です。
弟は白血病でした。きっと今の医療なら助かったかもしれませんが当時は無菌室の完備の病院も少なく治療が満足にしてもらえなかった。将来はサッカー選手が夢でした。楽しい事も知らずまま死んでしまったんです。どんなに生きたいって思っただろうと思うとやりきれなかった。自分が代わってあげたかった。大切な家族を失う事は凄く残酷でした」
莉亜が今まで感じてきた事と同じ事を大塚さんは口に出す
今、こうして海を二人で眺めていることも単なる偶然が重なっての事なのに、不思議な気持ちだった。
「水瀬さんは何で海が好きなの?」
『すごく不思議なんだけど私もずっと大塚さんと同じように海に励まされてきたんです。』
『人に話すように返事なんてかえってこないけど心の中で悩みを感じてると海に来て泣いてました。けどたくさん涙を流した後は頑張ろうって思えた。』
「生きてるだけでも幸せなのに・・・。何で欲をかいてしまうのかな?って自分でも思うんです」
「僕には兄と弟がいました。兄は小さい頃病気で亡くなっていて僕には記憶がないですが弟も病気で死にました。
弟は生きていたら水瀬さんの1つ上で22歳です。
弟は白血病でした。きっと今の医療なら助かったかもしれませんが当時は無菌室の完備の病院も少なく治療が満足にしてもらえなかった。将来はサッカー選手が夢でした。楽しい事も知らずまま死んでしまったんです。どんなに生きたいって思っただろうと思うとやりきれなかった。自分が代わってあげたかった。大切な家族を失う事は凄く残酷でした」