永遠〜あなたに会えて幸せでした〜《実話》
二人は暗くなった海を眺めてる。

空は明日に満月を迎える少し丸さが 欠けた大きな月と月の色が海に反射して少し明るく見える海と二つの色合いがとても美しく見えた

「月がフルムーンになると大潮を迎えるんだ・・・。月は0才から10才まであって10才がフルムーンなんだよ
0才から10才までいくとまた10才から0才に戻るんだ。
波乗りをしてると月の月齢と波の状態がすごく関係しているから毎日月を見るんだよ」

と話してくれた。


莉亜はあまり月を意識して眺めたことがない。

今日の月は満月に見えるけどよく見ると少し欠けている。

「今日の月が9才なんだよ」

『じゃあ明日は満月でお月様は10才だね・・・』

『そう。フルムーンも季節によって色が凄くちがって天気がいい日は月の周りに虹色のように輪が見えるんだよ。
それがめちゃくちゃキレイなんだ・・・」


彼は子供の様な瞳をして莉亜に話してくれた。

世の中の大人はみんな物事に無関心で冷ややかな人ばかりと思っていた。莉亜は大人としての見栄やブライドとかの壁がなく彼のように純粋に綺麗なものを“キレイ”と素直に表現できる所が羨ましい。

そして凄く素敵な事だと思う。
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