永遠〜あなたに会えて幸せでした〜《実話》
その日から二人は愛し合ってはいけないとお互い知りながら日に日に愛情を確かめ合うようになっていく。それがさらに二人の関係を深めていく。



休みをほぼ一緒にして毎回二人で海に入った。


負けず嫌いな莉亜は海に入るたび少しずつ容量を掴むようになってきた。


初めは全くできなかったけどボードに腹這いをしてパドリングして前に進むことが出来るようになった。


その後は波待ちする間にボードに股がり浮かぶ練習をした。


これも簡単に見えたが重心がとれずすぐにひっくりかえってしまった。


何度やってもうまくいかなくてその度にボードを支えてもらって重心のとり方を教えてくれた。


自分だって波乗りを楽しみに来てるのに莉亜に教える事に文句一つ言わず教えてくれた。


ボードに腹這いに初めてなれた時も、波待ちの姿勢がうまくとれた時もその瞬間をいつも共に喜んでくれた

いい波がある日は次の日が仕事でも夜中に二人で海に向かって朝を迎える。


朝日が登る頃に二人で誰もいない澄んだ海へ走っていく・・・。


波が来るまで二人で海に浮かび手を繋いだ。


そんな二人だけの空間が幸せでたまらなかった。
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