永遠〜あなたに会えて幸せでした〜《実話》
『その時二人は違う人生を歩んでいたら?』


「その時お前が誰と何処にいようが絶対に迎えにいく。絶対に探し出す。どうするかはお前が決めていいから。その時お前が幸せなら俺は一人で行くから・・・」



莉亜だって今すぐにでもかずちゃんと一緒にバリへ行きたい
その気持ちは一緒だった。

莉亜はそのずっと気持ちが変わらない自信があった。

ずっとかずちゃんを愛していけると・・・


『絶対に迎えにきてね。置いていかないって約束して!』


かずちゃんが莉亜をギュッと強く抱き締めてくれた。

何度も莉亜の顔を見上げてキスしてくれた。


かずちゃんの優しい体に莉亜はつつみこまれた。

ずっと一緒に笑っていられたらどんなに楽しいだろう・・・


6年後、莉亜は27歳かずちゃんは36歳になる。その時二人はどうなっているのだろう。


ずっと一緒にいるために今、頑張らないと。


その為に我慢もしないといけない


かずちゃんが言ってくれた事に迷いはなかった。

もしバリへ移住したら自分の家族や友達、仕事などすべてを捨ててかずちゃんを選ぶということ。
それでもいい。一緒にいることが一番幸せなら。
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