永遠〜あなたに会えて幸せでした〜《実話》
★育海へ★
やっぱりかずちゃんの子を妊娠していた。
数えてみたら生理がくる日は2週間過ぎていた。
検査結果は陽性だった。
莉亜はあの時の事を思い出した。
あの時の辛さ、苦しさ。
あの子に対する思いを・・・。
もうあんな苦しい思いをしたくなかった。
けど莉亜の気持ちは前とは違っていた。
かずちゃんの子だから。
兄や弟を亡くして命の重さを何より知ってるあの人の赤ちゃん。
莉亜は迷いはない。
絶対にこの子を産みたい。
あんなに自分の子を欲しがっていたし。
莉亜はあの日の絵を思い出した。
かずちゃんと海へ出掛けた日の夜、かずちゃんはホテルにあった紙に絵を描いていた。
海の上には3つボードが浮かぶ。
その上にはオレ、チビ、超チビって書いてあった。
周りにはやしの木が何本かあって三人とも笑ってる。
すごく幸せを感じる絵だった。
「いつかこうして三人で波乗りするのが俺の夢かなっ。超チビはりあににて生意気なんだよ。笑えるよな」
ってかずちゃんは嬉しそうな顔で言っていた。
あの時の顔を忘れられない。
だからこの子を絶対に産みたい。
かずちゃんの笑顔をみたいから。
数えてみたら生理がくる日は2週間過ぎていた。
検査結果は陽性だった。
莉亜はあの時の事を思い出した。
あの時の辛さ、苦しさ。
あの子に対する思いを・・・。
もうあんな苦しい思いをしたくなかった。
けど莉亜の気持ちは前とは違っていた。
かずちゃんの子だから。
兄や弟を亡くして命の重さを何より知ってるあの人の赤ちゃん。
莉亜は迷いはない。
絶対にこの子を産みたい。
あんなに自分の子を欲しがっていたし。
莉亜はあの日の絵を思い出した。
かずちゃんと海へ出掛けた日の夜、かずちゃんはホテルにあった紙に絵を描いていた。
海の上には3つボードが浮かぶ。
その上にはオレ、チビ、超チビって書いてあった。
周りにはやしの木が何本かあって三人とも笑ってる。
すごく幸せを感じる絵だった。
「いつかこうして三人で波乗りするのが俺の夢かなっ。超チビはりあににて生意気なんだよ。笑えるよな」
ってかずちゃんは嬉しそうな顔で言っていた。
あの時の顔を忘れられない。
だからこの子を絶対に産みたい。
かずちゃんの笑顔をみたいから。