永遠〜あなたに会えて幸せでした〜《実話》
布団に潜って泣き続けた。
涙は止まることなく溢れてくる。


誰も莉亜の側にはいない。
あの子はもういない・・・


莉亜は一人でこの現実を受け入れなければならない。
こんなに辛く悲しい事を・・・




数日後莉亜はあの海にいた。

昨日の雨のせいか少し波が高い気がする・・・


海では何人か波乗りをしている。


莉亜はしばらくボーッと海を眺めた。


これから先どうしていこうか
自分の居場所が何処にもない。


生きる希望を見失っていた。



莉亜は車から降りて砂浜を歩き始めた・・・。


潮風が莉亜にふりかかる。

莉亜は砂浜に座りまた海を見つめる。


この広い海のように優しくて穏やかな幸せがほしい。

頑張っても頑張っても幸せにたどりつけない・・・。どうしてこんなに私ばっかり・・・


莉亜は自分の居場所がなく生きがいのない生活が苦しくてたまらない。


かずちゃんに会いたい・・・。


あの人の笑顔に振れるだけで幸せな気持ちになれる。


会いたくて会いたくてたまらない。


こんなに愛しているのにどうして離れなきゃいけないの?

遠い幸せより今の幸せがほしい・・・。
< 166 / 216 >

この作品をシェア

pagetop