永遠〜あなたに会えて幸せでした〜《実話》
会えない間の莉亜は生きる力を失っていてぬけ殻のようだった。


かずちゃんに会えないだけでも苦しかったのに育海を失ってしまってからは生きている心地すらしなかった。


けどかずちゃんと再会してかずちゃんを素直に愛してもいいんだって思うだけでも嬉しかった。



“愛してる”って言葉は凄く素敵だけど愛する相手に素直に気持ちを伝えられなきゃ“愛してない”


莉亜はかずちゃんに何度も何度も“愛してる”って言った。

会えなかった日の分までたくさん言った。


かずちゃんと布団に入り体を重ねると気持ちが安らいだ。


かずちゃんの優しさが肌を伝わり莉亜が感じた。


かずちゃんに抱かれている時のかずちゃんの仕草や背中に触れた時の感触や胸が触れた時の感触。

すべてを愛してる。


何度肌を重ねてもその度胸が“キュン”となる。


その胸の高鳴りは最初かずちゃんに抱かれた時と今も変わらない。


昔から知ってるかずちゃんの匂い
会えないときも忘れなかった。


この広い世界の中から莉亜を選んで愛してくれた。


そして莉亜もかずちゃんを愛する事ができた。

この巡り合いに感謝します
< 173 / 216 >

この作品をシェア

pagetop