永遠〜あなたに会えて幸せでした〜《実話》
莉亜は車から飛び出してきた事を思い出す。


かずちゃんに知られたら困る。


莉亜は急いで冷静さを取り戻そうとする。


深く深呼吸した・・・。



車に戻り着替え始めた。

かずちゃんはまだ海にいる。


さっき見たことが何かの間違えであってほしい。


目の前にある携帯が怖くて仕方がない。



「なに!もう着替えてんの?待っててもこないから。どうした?」


何も知らないかずちゃんが海から戻ってきた。


『ん・・・寒くなっちゃったから着替えちゃった。ごめん・・・』


莉亜の頭の中はさっきのメールの文字が繰り返えされていた。


「さっ。行くか!ジャンケン・・・ポン!」


「はいっ。お前が運転だな」


何も知らないかずちゃんはいつもと何も変わらない。

ただ変わったのは莉亜の不安だけ・・・。



言葉がでない。何も話もできない。


気付かれちゃいけないのに明るくなんて出来ない。

「大丈夫か?顔色悪いけど・・・」

『寝不足かな?ちょっと疲れた。』


運転を代わってもらって何処も寄らず駐車場へ送ってもらった。

「シャワー浴びたらすぐ行くよ」

『・・・うん。』
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