永遠〜あなたに会えて幸せでした〜《実話》
「おいおい勝手に殺すなよ!オレは絶対に死なないから心配すんな!」

『・・・本当よかった』

莉亜はかずちゃんの声を聞けたし顔の表情を見ることができただけでも凄く安心した。

かずちゃんは莉亜の顔をじーっと見てる

(プッフッウ・・・)

笑われてる?

「ちび!お前は何も変わんねぇなっ。自分の幸せを見つけるために別れたのに人の心配してる場合じゃねぇだろ?」

『だよね。けどやっぱり会ってなくてもかずちゃんの事ばかり考えてた。自分の気持ちには嘘つけないね・・好きだもん』


かずちゃんはそっと莉亜に寄り添い“ギュッ”と抱き締めてくれた。

「オレだってちびが好きだよ。今でも今までもずっとこれからも何度離れても気持ちは変わんねぇだろうなっ」

かずちゃんの言葉が素直に嬉しかった。



『好きって気持ちって凄いね。その気持ちだけで今まで頑張ってこれたんだもん。』

「だなっ。会ってなくても気持ちは同じだったってすげぇよ」

『・・・だね』

かずちゃんは莉亜にそっとキスしてくれた。

ふわっと包まれたように柔らかく感じた。

二人は会えなかった日の分まで何度もキスをして肌を重ね合った。
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