永遠〜あなたに会えて幸せでした〜《実話》
友達の最期の顔を見た。

本当に安らかな表情をしていた。

今にもムクッと起き上がりそうなくらいきれいな顔をしていた。


家族の要望もあって仲のよかった仲間がみんな集まって友達と最期の時を過ごした。

生前の笑い話などの思い出を明け方までした。

笑い話を話していても涙が溢れてくる。


皆、泣き笑いした。

早すぎる死・・・

しがも前部れもなくやり残した事もたくさんあったと思う。

もっと生きたかったと思う。
ゆうくんは遺体が見つからず最期の顔を見ることが出来なくてお別れが出来てない感じだった。今回初めて同級生の死に直面した莉亜は凄く辛かった。


友達の最期の瞬間まで見届けるのが悲しかった。楽しかった思い出を思い出してしまうから。


みんな突然の死に泣き崩れた。

友達の母親は火葬の時にどうしても釘を打てず、棺桶にいる自分の息子を必死に抱きかかえようとした。


「おきなさい！おきなさい！」

と泣き叫んだ。

そのままパニック状態になり意識を失い倒れてしまった。

親のそんな姿を見て凄く胸が締めつけられる。辛かった・・・

莉亜はそれを見て自分の親と重なってしまった。


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