永遠〜あなたに会えて幸せでした〜《実話》
「よう!」

祐也が少し照れたような表情で
莉亜に手をあげた。


『おはようっ。待たせちゃって
ごめんね』

本当は胸のドキドキが止まら
ないのに・・・。


莉亜はそれが恥ずかしくて祐也の
少し後を歩く。


祐也がふっと振り向き
「歩くの早いか?平気?」
さらに莉亜の胸の鼓動が高ぶる。


『平気だよ』

-ギュッ・・すごく温かい-

祐也がそっと莉亜の手をとり
ギュッと繋いでくれた。


このさりげなさが祐也らしかった



(ガタンッゴトン・・・)
手を握ったまま電車に乗り込む。


着いた先は莉亜の大好きな場所。


-無限大に広がる海-

莉亜は凄く嬉しかった。いつも
祐也に電話で愚痴ばかりを話してしまってた。

祐也はきっとストレスの溜ってる
莉亜に休憩をくれたのだろう
莉亜がここにくれば心が安らぐ
事をしっていたのだろう。

そんな祐也の気遣いが凄く
温かかった。


「ここしか思い付かなくて・・」
祐也が下を向いて莉亜に言う。

『ありがとねっ。いつもいつも
私、支えてもらっているのに
本当ありがとね』

祐也がふっと微笑み返してくれた
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