永遠〜あなたに会えて幸せでした〜《実話》

まぁさんの実家へ向かう。
家族みんなに合わせてもらえるのは嬉しいけど莉亜は緊張で胸が張り裂けそうな感じだった。



車から降りて階段を登る。
まぁさんの実家はかなり古い市営住宅だった。


（ブーゥゥー）

まぁさんが家のブザーを鳴らす。


「あっオレだよっ」


（ガチャッ）

「いらっしゃい！」

まぁさんのお母さんが出迎えてくれた。


まぁさんのお母さんは莉亜が想像してた感じと全然違ってちょっとぽっちゃりでおばさんパーマでごく普通のお母さんだった。


莉亜はお母さんを見た瞬間ホッとした。

親しみやすい感じがすごくしたから。


間取りは3部屋で、キッチンは玄関開けたらすぐで、人がすれちがう事ができない程狭い感じだった。

居間にはお母さんより2周り位体の小さいお父さんとまぁさんの2つ下の妹と10も離れた弟が座っていた。

『初めまして。お邪魔します』

「そんなかしこまる程の家じゃないからまぁ座って！」
と妹に言われた。

どうしょう。何から話せばいいの？・・・。

莉亜の目に懐かしい制服とジャージが飛込んできた。
『あれっ東高の制服？』

「あっオレ今東高の一年だから」