ベッドの上で【短】
ベッドの上で×××



ピンポーンッ



「きーみちゃんっ来たよー」


「あっ、タク!上がって上がってー」


「おじゃましまぁす」

ガチャッ


「なんか飲むー??」


タクはいつも通り、あたしの
お気に入りの白色のソファーに
腰掛けた。

あそこ、タクの指定席なんだよね。


「なんでもいーよお」


「なんでもぢゃわかんないよー」


「ぢゃーきみちゃんがいーなー」


タクがいたずらっ子みたいな、
好奇心に満ちた目で私を見ていった。


「そおゆうのだーめ。
チューハイでいいよねー」


私は冷蔵庫からもも味の
さっぱりしたチューハイを取り出した。


「ぶー。きみちゃんのけーち」


口を尖らせてそう言うタクは
本当に子供みたい。



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