ショートストーリー
こんなに近くに一番私のことをわかってくれてる人が居たのに、どうして今まで気づかなかったんだろう。
宏太の言う通り、やっぱり私は馬鹿だ。
「詩織が俺のこと恋愛対象に見てないことは知ってるから。
これ以上は望まない。
でも、せめてこれからも今まで通りで居てくれよな。」
「え…うん。」
「お前は今まで通りでいいんだよ。」
「――ありがとう。」
自分でもまだよくわからなくて、気持ちの整理がついてないけど。
心の奥に生まれたこの感情がもしも本物なのだとしたら。
失恋を乗り越えて、私がもう少し素直になれた日に伝えるね。
「好きだよ。」
* E N D 、、、