ショートストーリー
あなたの優しさも
あなたの横顔も
きれいな手も
華奢なからだも
くせのついた髪も
全部全部、
大好きだった。
愛しくて仕方なかった。
言いたくないけど、言わなきゃいけないことがある。
次に出逢った人とは、どうか幸せになってください。
あなたが幸せでいられることを心から祈っています。
あなたに戻ってきて欲しいなんてもう思わない。
許して欲しいなんてもう思わない。
だけど、あなたの優しさを、あなたとの思い出を、あなた自身を、ずっと忘れずに居てもいいですか?
結局わがままなままだね。
ごめんね。