ショートストーリー
 

実和と一緒に見た映画。

その中で女の子が言っていた。



「せめてあなたの記憶の中では、ずっと輝いていたいの。」






実和?

君は今も、俺の記憶の中で輝いているよ。

泣かないって約束も、ずっと守ってる。


だけど、もう君の笑顔も泣き顔も見れないと思うと、どうしようもなく切なくなるよ。

男らしく…ないよなあ。





実は今度、君の実家に行こうと思う。

お墓参り。
しなきゃいけないだろ?



あの映画の男みたいに、前に進まなきゃいけないよな。
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