スキ*キライ【1】






『今からあたしのとこに来て下さい…!ていうか来い!!来ないとぶっ殺す!!』

なかなか言わないオレに
日向は切羽詰まった様子でそう言った。

「ええ!?ど、どうしたの?行くけど…どこ?」

『知るかバカっ!!先輩のその獣並みの嗅覚であたしの匂いでも追ってきなさいよっ!』

ええぇ!?そんな無茶な!

「ひ、日向落ち着いて…」

オレの声に聞く耳を持たない日向。

そしてさらに最悪なことが起こった。

「ねぇ廉くぅん…早く続きしましょう?」

!?!?

オレに抱き着いて耳元で囁いたミホさん。

やばい…これはやばい。

途端に冷や汗が大量に流れ出した。

絶対日向に聞かれた!!!!!!




< 128 / 201 >

この作品をシェア

pagetop