スキ*キライ【1】
『今からあたしのとこに来て下さい…!ていうか来い!!来ないとぶっ殺す!!』
なかなか言わないオレに
日向は切羽詰まった様子でそう言った。
「ええ!?ど、どうしたの?行くけど…どこ?」
『知るかバカっ!!先輩のその獣並みの嗅覚であたしの匂いでも追ってきなさいよっ!』
ええぇ!?そんな無茶な!
「ひ、日向落ち着いて…」
オレの声に聞く耳を持たない日向。
そしてさらに最悪なことが起こった。
「ねぇ廉くぅん…早く続きしましょう?」
!?!?
オレに抱き着いて耳元で囁いたミホさん。
やばい…これはやばい。
途端に冷や汗が大量に流れ出した。
絶対日向に聞かれた!!!!!!