スキ*キライ【1】
日向said
「よっしゃ〜!!終わった〜!!」
「これで自由〜♡もう勉強しなくていい〜!!」
「え!勉強は普段からちゃんとしとこうよ〜!」
魔のテスト期間が終わった〜!!
先輩のおかげでスラスラ解けたし!
手応えあり!!
ホントに100番以内とれるかも!!
結果が楽しみなテストなんて
初めてかもしれない。
「この後どうするー?」
テスト期間といえば
午前中に終わるってとこもいいよね〜。
「テスト勉強に忙しすぎて最近いろいろと聞けてなかったしぃ?私、いい感じのお店見つけたのよ!そこに行きましょ!」
「わー!いいねー!」
二人のニヤニヤに悟った。
先輩とのこと聞かれると、。
まぁ学年で100番以内だったら
デートするって約束したことも
まだ言ってなかったし
いい機会かもしれない。
「あ、先輩に言ってくる!待ってて」
そう言ってあたしは教室を出た。
ストーカー騒動があってから
先輩と帰るようにしていたけど
最近、先輩は迎えに来るのが遅い。
いつもなら終わったらすぐ飛んできてたのに。
ていうか、
こないだの日曜あたりからおかしい。
心当たりはなんとなくあった。
勉強途中にかかってきた電話。
あれが怪しいことは確か。
だってあの後から
何言ってもずっと上の空だったもん。
「誰から、だったんだろう」
気になってもこんなこと聞けないし。
はぁ、、どうしたんだろ先輩。