スキ*キライ【1】
「先輩がおかしい」
「ん〜?」
「どうしたの日向ちゃん」
黙ったままカフェにきたあたしの
第一声がこれだった。
「岬にお願いがあるんだけど」
「え?」
「先輩に何があったか調べてほしい」
「いやいやいやぁ、そんなん聞けばわかることじゃん」
「聞けないから調べてって言ってるのー!全校生徒の情報頭に入れてる岬ならそれくらいどうってことないでしょ!?」
「ええっ!?全校生徒!?」
「オイオイオイ、盛りすぎでしょ!そんな対したもんじゃないから。全校のイケメンと私に関わってる人だけだから!」
「先輩と関わってるじゃん!ねぇお願い〜」
この通り!!と頑なにお願いするけど
「私、他人には言わないようにしてるから無理」
やっぱり拒否られた。
「他人じゃないじゃんー!親友じゃんー!心の友よー」
「お前はジャイアンか」
うぅ、せめてジャイ子にしてよ。
「それ以前にあんたは葉山のことを知らなさすぎると思わないの?」
「学年首席なの結構有名なんだけどしらなかったもんね」
「、、はい、そうすね」
知らないことばかりだよ、ほんと。
「で、あんたはどっから知らないの」
「えーっと、え?」
どっから、どっからだ??
あれ、?
「あーー質問間違えたようね。あんたは葉山の何を知ってるの(笑)」
「そ、そんなに笑わなくてもいいじゃん!!」
めっちゃバカにして笑われてんだけど!